本文へスキップ
Illusion Lab
JA
Menu

Leaning Tower Illusion

斜塔錯視 — 2026, generated SVG, dimensions variable · Geometry · Still

After Frederick Kingdom, 2007

閉じる

Which tower leans more to the right?

右へ大きく傾いて見えるのは、左?右?

共有する

答えを見る

傾きは同じです。2枚は同一の図で、塔の中心線は平行です。

↑ 仕掛けを可視化した状態

Next 039Freezing Rotation止まって見える回転 · Motion
Notes — なぜそう見える?

何が起きているのか

地面から見上げた高い塔の図を、左右に2枚ぴったり並べています。右の塔のほうが右へ大きく傾き、2本の塔が上に行くほど離れていくように見えるはずです。けれども2枚は同じ図を横にずらしただけで、角度も形も1ミリも変えていません。答え合わせでは、両方の塔の中心線を同じ色で引いて平行であることを示します。

なぜそう見えるのか

見上げた建物は、上に行くほど細く、1点に向かってすぼまって見えます。視覚系は2枚の図を「同じ景色の中に立つ2本の塔」として1つにまとめようとします。本当に平行に立つ2本の塔を見上げたなら、2本の像は上で互いに近づくはずです。ところがこの図では近づいていないので、視覚系は「塔のほうが外へ開いている」と解釈し、傾きの違いとして感じます。2007年にフレデリック・キングダムらが報告し、塔に限らず道路や線路の写真でも起きることが確かめられています。

確かめ方

2枚の間を手で隠して片方ずつ見ると、傾きの差はほとんど消えます。並べたときだけ起きるのは、2枚を1つの景色として読んでいる証拠です。答えの線を見たあとで元に戻しても、たいていは傾いて見え続けます。

遠近の手がかりで大きさが変わる錯視を見る

この錯視の初出

After Frederick Kingdom, 2007
原典: Kingdom, Yoonessi & Gheorghiu "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception (2007)

Ali Yoonessi・Elena Gheorghiu との共同発表。同年の Best Illusion of the Year Contest で1位。

錯視の年表で前後を見る

Related

Media — 画像素材とデータ

授業・自由研究・ブログなど、非商用なら画像を自由に使えます。出典としてこのページへのリンクを付けてください。商用での利用は対象外です

図版は現象の原理から本サイトで生成しています(自前で再実装)。斜塔錯視の原理(遠ざかる対象の像を2枚並べる)をSVGで自前実装。元の研究で使われた写真や他者の図版・コードは使っていない。塔は透視投影の計算で描いた架空の建物。